業務用フレーバーシロップ「SHOTT」好調 コーヒー、スムージーなど用途多彩 キーコーヒーがNZから直輸入

キーコーヒーが昨年から販売しているニュージーランド(NZ)産シロップ「SHOTT(ショット)」が好調だ。

9月18日、「フード&ワイン提案会2024」で取材に応じた松澤真一執行役員事業本部長は「これまで当社が扱ってきたフレーバーシロップのうち、半分ほどが『ショット』に切り替わった」と語る。

「ショット」は、人工着色料・香料・甘味料不使用で、独自の製造プロセスによるおいしさが特長となっている。カフェメニューの差別化でも力を発揮する。

副次的な価値として、キーコーヒーが直輸入していることで、競合商品に対して値頃感も打ち出せる。

取引先からは、従来の瓶入りのシロップとは異なりプラスチックボトルである点も好評だという。割れる危険性がなく、使用後はたたむことができるため省スペースにもなる。女性一人で切り盛りする店でも、重くないため扱いやすいという。

同社は、既存のコーヒーシロップ6種に加えて、フルーツシロップ5種の取り扱いを新たに始める。

提案会では、試飲を交えてコーヒー、スムージー、炭酸水にフルーツシロップを組み合わせたアレンジメニューを紹介した。

松澤氏は「コンビニでもコーヒーが提供される今、お客様を呼び込むためには、新しいアレンジメニューの提案も重要。当社の『illy(イリー)』に『ショット』のオレンジフレーバーのコーヒーシロップを加えたカプチーノなど、『ショット』を通じていろいろなドリンクをご提案したい」と意欲をのぞかせる。