8.5 C
Tokyo
15.1 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料猛暑でもココアが伸長 「バンホーテン」が2桁増で推移している理由

猛暑でもココアが伸長 「バンホーテン」が2桁増で推移している理由

 片岡物産のココアブランド「バンホーテン」が、夏の暑さにも関わらず、3-7月の累計出荷金額で2桁増を記録した。

 ブランド成長の牽引役は、「バンホーテンの腸活ココア」(以下、腸活ココア)と「バンホーテンの快眠ココア」(以下、快眠ココア)の機能性表示食品のココア。特に好調なのが「腸活ココア」で現在も2ケタ増を維持している。

 「SNSでの発話によって需要が急増する、という流れは落ち着いているが、『腸活ココア』は全国的に連日猛暑日を記録している8月も好調を維持している」(片岡物産)と説明する。

 「腸活ココア」の好調要因の1つに、“腸内フローラを改善しお腹の調子を整える”機能がシンプルな原材料で担保されていることが挙げられる。

 トライアルから機能を実感しリピートにつながっている模様で、このリピート数の増大がココア需要の閑散期にあたる夏場の需要を押し上げていると推察される。
 需要期となる冬場に向けては、機能性表示食品全体を強化していく。

 昨年好評だった、声優の梅原裕一郎さんを起用したデジタル施策で「快眠ココア」の訴求を検討。「快眠ココア」では、睡眠の質を高めたいと考えている消費者をターゲットとしている。

 「『快眠ココア』のターゲットになり得るゲームユーザーやPC・スマートフォンの使用頻度が高い方と声優はとても親和性がある。昨年は、インパクトのある動画で、商品やブランドの認知拡大の結果につながったことから、今年も検討していく」と語る。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。