マルハニチロ「極旨!ももから揚げ」 ヘルシオで抜群のおいしさに 異業種タッグ、新たな価値提供

マルハニチロは、家電メーカーのシャープと組んで冷凍食品の新たな価値提供を目指す。人気商品「極旨!ももから揚げ」が同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」で抜群のおいしさに仕上がることを生かし、から揚げと野菜たっぷりで食べ応えのあるコラボレシピ「ゴロゴロ野菜の甘酢あん」などをアピールしていく。

水で焼くウォーターオーブン「ヘルシオ」は、水蒸気と100℃を超えた過熱水蒸気を併用することで、「揚げる」「炒める」「焼く」などの工程を実現し、冷めた料理や総菜などをおいしく復元できる機能を持つという。冷凍食品も中心までスピーディかつ均一に加熱する。

「極旨!ももから揚げ」をヘルシオで調理すると、まさに揚げたてのおいしさに仕上がる。商品特長である薄衣はパリパリの食感で楽しめ、中までしっかりと温まったジューシーな鶏もも肉は特製醤油だれによる芳醇な香りとともに味わえる。

同品を使ったコラボレシピの「ゴロゴロ野菜の甘酢あん」は、ヘルシオの「まかせて調理」機能を活用。から揚げ、野菜(さつまいも、れんこん、かぼちゃなど)、甘酢あんを一度にセットし、調理方法を選択するだけで、それぞれの食材が最適な食感や味わいに出来上がる。

マルハニチロの稲垣達人氏㊧、シャープの片山洋子氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
マルハニチロの稲垣達人氏㊧、シャープの片山洋子氏

このほど人気の料理研究家・Yuuさんやインフルエンサーを招いた試食イベントを都内で開催。マルハニチロ加工食品ユニット市販用冷凍食品事業部の金谷信一郎部長は「2社の知見を持ち寄ることで、われわれだけでは難しかった新しい価値を生み出せる。『極旨!ももから揚げ』をはじめ、冷凍食品の新しいおいしさや可能性を体験して欲しい」と期待を寄せる。

異業種のメーカーがタッグを組むきっかけは展示会で両社社員による名刺交換だったという。その後、同事業部事業企画課の稲垣達人課長役らが大阪にあるシャープの本社を訪問し、今回のコラボレーションに発展した。稲垣課長役は「ヘルシオで調理された冷凍食品を初めて食べた時はおいしさに感動した。シャープ社とは他の調理家電でもコラボを検討したい」と話した。