大阪府味噌商業協同組合を前身とするジャポニックスは6月25~26日、恒例の「彩食展」を大阪国際会議場で開催し、スーパーなどの得意先約800人が来場した。
企画では、味噌と生鮮連動の「味噌フェス」を引き続き提案。スーパーなどの売場で味噌と関連の生鮮素材を販売することで買上点数アップを図る取り組みで、今回の秋冬新商品も、「味噌フェス」に合う商品を多数発売する。
新商品は家庭用で11品を開発。強化しているおかずみそでは、人気の「柚子みそ」を、カップタイプから瓶タイプに変更することで賞味期限を1年に延長。その他、国産ブリの照り焼きを食べやすい瓶佃煮にした「旨ブリ照り」、国産ねぎを使用した「旨ねぎ塩」など国産原料にこだわった商品を投入。また、ノザキコンビーフとコラボした「ノザキコンビーフポテトサラダ」は同社の「味の坊」ブランドで新発売する。
また、業務用では、味噌カツ弁当や味噌カツサンドに好適な「味噌カツのタレ」、群馬県沼田市名物の味噌パン用ピューレなどを紹介した。
その他、これからの鍋シーズンに向けて同社をはじめ出展メーカー各社も鍋つゆを提案。イチビキは北海道の人気行列店「いそのかづお」とコラボした「札幌ブラック鍋スープ」を、加賀味噌食品工業協業組合は、米みそを主原料とした「加賀みそ鍋のもと」を発売するなど、メーカー各社秋冬向けに鍋つゆの提案も多くみられた。出展数は昨年同規模の185社。
同社の今期売上状況は、商品の値上げ効果もあり、1~5月累計100%強で推移している。