11.5 C
Tokyo
14.6 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
加工食品冷凍食品冷凍食品大手5社 物流の安定化を協働で検討へ 各エリアでの共同物流を基盤に拡大

冷凍食品大手5社 物流の安定化を協働で検討へ 各エリアでの共同物流を基盤に拡大

味の素冷凍食品、テーブルマーク、ニチレイ、ニッスイ、マルハニチロの5社は、冷凍食品の物流における効率的で安定した体制を実現するための検討を協働で開始する。

これまでも各エリアで個社同士の共同物流は行ってきた。南九州・北陸地区における味の素冷凍食品、ニチレイ、ニッスイ、関西地区におけるテーブルマーク、ニチレイ、マルハニチロなど。今後はこれらを基盤としつつ、協働体制を広げて充実させる。物流業界の労働力不足、GHG(温室効果ガス)排出量の削減への対応に加え、冷凍食品の物流は手荷役が多い特有の課題があり、既存の枠組みを超えた取り組みを推進する必要があると判断した。

今後は各社の物流責任者が連携し、定期的に検討していく予定。主な内容は、

①共同物流の拡大(共同保管・配送による積載率の向上と物流ネットワークの安定化)
②物流課題への対応(物流現場における生産性向上への協働の取り組み)
③物流GX・DXの推進(共通プラットフォームによるデータ共有・利活用)

日本冷凍食品協会が23年12月25日に公表した「物流の適正化・生産性向上に向けた冷凍食品業界の自主行動計画」に従い、冷凍食品物流の持続的成長の確保を目指す。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。