山一商事 飛騨高山の魅力発信に注力 直営ショップのサービスも拡充
創業100周年に向けた事業モデルの再構築に着手して3年目を迎える今期は、これまで手掛けてきた取り組みの深耕を図りつつ、次のステップに向けた準備の年と位置付ける。同社製造部門から分社化した農産品加工事業のミチナルでは、地元飛騨産ほうれん草やトマトを使った製品の生産能力拡大を目指し、原料の安定的な確保と加工設備の増強を進めてきた。
「必要とされるか否かが大切」 吉寿屋・神吉一寿社長に聞く
――昨年6月に社長就任され1年が経過しました。振り返っていかがでしたか。神吉 最終的には固まっていないが、何とか増収増益。売上高は116億~117億円、経常利益は3億~3億1千万円で確定する見込みとなっている。市場が厳しい中で、皆さまのお陰で1期目を何とかクリアすることができた。
製あん 和菓子堅調も販売構成に変化 個人和菓子店減で脱・専業進む
製あん企業を取り巻く環境が変化している。主要得意先の和菓子屋の衰退に伴い、製あん専業の廃業が後を絶たない。日本製餡協同組合連合会では30年前に1千200社が加盟していたが、現在は350社を切った。
醤油 容量苦戦も金額で善戦 増加する家庭用密封容器
醤油の国内市場は長期縮小傾向にある。出荷量の減少に歯止めがかからず、特に容量ベースで苦戦を強いられている。一方、一部に明るい兆しが見えることも事実だ。家庭用市場に関しては、密封容器入り醤油の増加に伴い金額ベースで善戦する傾向にある。密封容器の提案を強化する動きは引き続き活発だ。
キャンポス社がフードバンク支援 NPOに寄付金贈呈
カリフォルニア・アーモンド大手のキャンポス・ブラザーズ社および同社の日本総代理店を務めるデルタインターナショナルの関連企業・米フレッシュパシフィック社では、福祉施設などへ食料支援を行う特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)への寄付を通して、生活困窮者らへの支援活動に取り組んでいる。
サクラ食品工業 FSSC22000&ISO9001 全社対象に認証取得
サクラ食品工業株式会社(本社・大阪府吹田市、TEL06―6380―0681)は、16年8月31日に審査登録機関のロイドレジスタークオリティアシュアランスリミテッド(神奈川県横浜市)からFSSC22000を認証取得した。
無菌包装米飯 非常食から常備食へ 今上期も2ケタ成長達成
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、日本食ブームが一段と加速する勢いを見せる中、和食のベースとなる米飯にも脚光が当たっている。
ウチノ 常温保存のパウチ惣菜 内野年記社長に聞く
惣菜店「内野家」を展開するウチノ(兵庫県西宮市)は、昨年から常温で保存できるパウチ惣菜「ウチパク」を販売している。現在、惣菜店舗の売上げが約8割を占めるが店舗数を縮小し、「ウチパク」の通販を主力にしていきたいと考えている。内野年記社長に聞いた。
ビール類、上半期98.7%で折返し “基準”と天候が追い打ちに
中・長期的に続くビール類市場の縮小に加え、6月から始まった酒類の公正な取引に関する基準が重なり上半期の市場もやや苦しい状況だ。ビール類市場(5社計)の課税移出数量は前年同期比98・7%で着地した。うちビールは98・6%、発泡酒97・6%、新ジャンル99・3%と全カテゴリーが縮小した。
即席麺WAVE 大幅増の前期上回る
2年連続で生産量過去最高を更新している即席麺。2017年上半期(1~6月)の即席麺JAS生産量も前年同期比1・3%増(22億90万8千食)となった。熊本地震に伴う特需で大幅な伸びとなった16年(15年比9・8%増)をさらに上回り生産量を伸ばした形だ。
成長続ける中食・惣菜 いよいよ10兆円の大台に
中食惣菜の成長が続いている。日本惣菜協会がまとめた「2017年版 惣菜白書」によると、16年の惣菜市場規模は9兆8千399億円(前年比2.7%増)となり、10兆円産業が現実のものとなってきた。
アイスクリームReport 7月市況7%増 中旬在庫ゼロよぎり大慌て 下旬からは平静さ取り戻す
梅雨入り宣言以降、カラ梅雨気味に推移していた天候は、7月に入るとカラ梅雨に拍車がかかるようになり、東京、大阪とも初旬から降雨は極端に少なく、連日30度を超す日が続いた。中旬も同様な天候だったが気温は日を追うごとに高まり、最高気温の平均は東京、大阪ともに33度だった。
飲料TODAY 茶産地育成事業
伊藤園は、契約栽培と新産地事業からなる茶産地育成事業を通じて高品質な国産緑茶原料の安定調達と生産の効率化に取り組んでいる。茶産地育成事業の茶園総面積は16年の時点で1千226ha。そのうち、新産地事業が約400ha。
調味料版 食欲をそそる辛みだれ ヤマサ醤油 業務用「辛旨!SPICY醤」
ヤマサ醤油は2017年秋の業務用新商品計10品を22日から全国で発売する。唐辛子の強い辛味ににんにくの風味が効いたたれ、風味豊かなかつお節をたっぷりと使ったそばつゆ、卓上向けの200ml鮮度ボトルを採用した醤油、
「お菓子博覧会」テーマに秋季見本展示会 種清
種清、寿美屋、ハセガワは7月5、6の両日、秋季見本展示会をポートメッセなごやで開催した。招待客数は約2千人、メーカーはブースのみで約190社が出展。
“インスタ映え”するコラボカフェ活況 SNS投稿目的の利用拡大で
漫画や人気キャラクターの世界観を再現したコラボカフェが増加している。関西でもこうしたコラボカフェが続々登場しており、夏休み期間中の現在は、阪急うめだ本店では人気少女漫画「ガラスの仮面」のコラボカフェが、心斎橋では映画公開と連動した「ミニオン」カフェが開催されている。
ローソン「ご当地からあげクン」 全国12種、累計200種突破
ローソンは8月1日から、全国を12のエリアに分け、「ご当地からあげクン」を地域限定発売した。各地の地産食材やご当地名物の味を「からあげクン」で再現。観光や里帰りなど、人の動きが増える夏場に展開することで、カウンター商材の売上げ増につなげる。
鍋つゆ、商品提案活発 パウチ・個包装の両軸で
秋冬シーズンに向けて、鍋つゆの新商品やリニューアル品を発売する動きが引き続き活発だ。家庭用市場は2016年度(3~2月)、気温高や野菜高の影響で軟調な動きを強いられた。
食品添加物 おいしさ、品質保持に貢献 一層のメリット訴求を
食品添加物(以下、添加物)は食品の加工や保存に使われるもので、豆腐に使用するにがりや、こんにゃくを作るための消石灰など、昔から使われているものもある。
栃木産干瓢 生産後退に歯止めを 産地の将来見据え奮闘続く
生産シーズン真っ盛りの栃木県産干瓢。真夏の強烈な日差しを利用して、昔ながらの天日干しにより作られる。伝来300余年を迎えた国内ほぼ唯一の産地は、ユウガオ生産農家の高齢化と後継者難、年々減少する生産量と課題は尽きない。