キリンビバレッジは7日、公式Xで「午後の紅茶」の新CMを10日に公開予定であることを明らかにした。
新CMでは、18日にリニューアル発売する「ストレートティー」「ミルクティー」「レモンティー」の定番3品を訴求していくとみられる。
リニューアルでは、中味・パッケージを刷新。
全般的な中味の改良点について、7日取材に応じた原英嗣マーケティング部ブランド担当主査シニアブランドマネージャーは「飲料の大きなトレンドが少しライトで飲みやすい方向になっていることから、飲んだときの香りのよさや味わいの厚みを少し高めながらも、後味をスッキリさせることで満足感が得られるようにした」と語る。
アイテム別では「『ストレートティー』は、飲用時の香りを高め飲み終わりにスッと切れるようにしてゴクゴク飲みやすく改良した。『ミルクティー』はミルクのコクを少し上げていった。『レモンティー』はレモンの香りや甘酸っぱさを少し感じられるようにしつつ、後味をスッキリさせた」と説明する。
このような改良は茶葉の抽出温度などを調整することで実現したという。
パッケージは、500mlPETで2018年以来6年ぶりに新ボトルを採用するなど大きく刷新。新ボトルは、紅茶の液色をよりクリアにおいしそうに見せるべく、ダイヤカットが施され“アイスティーグラスボトル”と命名された。
ラベルはプラスチック樹脂使用量削減も狙い、一部容器でシュリンクラベルからロールラベルへと変更した。
「午後の紅茶」の象徴であるベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアのイラストが目を引く、インパクトがありながらも品質感のあるデザインに仕上げた。
上部のアーチ状のデザインや余白感を設けたのも特徴。「より余白を持たせると、大人っぽいとか洗練されたイメージへと転換されやすいことが分かっており、このようなことを意識した」と振り返る。