加工食品即席麺・即席食品日本即席食品工業協会 60...
カナエ モノマテリアルパッケージ

日本即席食品工業協会 60周年記念式典・祝賀会開く 持続可能な社会実現に貢献へ

日本即席食品工業協会は5月30日、創立60周年記念式典・祝賀会を都内のホテルで開催し、多数の関係者や来賓が出席した。井田純一郎理事長(サンヨー食品社長)は「当業界は設立者の安藤百福氏をはじめ多くの先達が努力を重ねて健全な発展を遂げてきた。今後は4つの目標(「食の安全・安心」「健康と栄養」「環境負荷低減対策」「安定供給」)を掲げ、持続可能な社会実現に向け積極的に貢献していく」とあいさつした。

協会はこのほど60周年ビジョンステートメントを制定。「食の安全・安心」としては、一般消費者に向けた食育の推進、分かりやすい表示や情報提供に努める。「健康と栄養」をテーマに、栄養バランスに配慮した商品開発に加え、消費者の関心が高い減塩商品を拡充するため30年までにJAS全商品の食塩相当量10%削減(20年比)を目指す。「環境負荷低減対策」では、30年度までにCO2排出量10%削減(13年度比)を目標とし、食品ロス削減や石油由来プラスチック使用量削減などの課題にも取り組む。さらなる「安定供給」を実現するため、物流の標準化・効率化を推進しながら、災害支援などの対応も充実させる。

井田理事長は「即席麺はおいしさ、簡便性、コストパフォーマンスなど多くの独自性を有する。国内の総需要は令和4年度に59億食超、同5年度に7千400億円超(小売金額推計値)に達した。世界では約1千200億食が消費され、いまや日本を代表するグローバルな加工食品に育った。今後も業界各社は切磋琢磨し、製品の価値をさらに高めていきたい」と語った。

中締めのあいさつで豊留昭浩副理事長(明星食品社長)は今回発行した「創立60周年記念誌」に触れ、「インスタントラーメンはいまや食生活に欠かせない国民食に成長した。われわれは即席食品を製造しているが、その業務や歴史は決して“即席”では語れない。記念誌には先達の足跡が記されている。これからも業界が力を合わせてさらにレベルアップを図っていきたい」と話した。

記念式典では功労者を表彰。農林水産大臣感謝状として浦上博史氏(ハウス食品グループ本社)、大久保慶一氏(ヤマダイ)、竹村修氏(大黒食品工業)、丸橋嘉一氏(まるか食品)、大臣官房長感謝状として安藤徳隆氏(日清食品)、伊藤充弘氏(イトメン)、座古昌長氏(カナヤ食品)、佐原信雄氏(札幌日清食品)、理事長感謝状として会員各社の製造関係者らを表彰した。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。