12.7 C
Tokyo
12.5 C
Osaka
2025 / 11 / 29 土曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料キーコーヒー、業務用でアレンジコーヒー提案強化 自然素材だけでできたNZ産シロップ「SHOTT(ショット)」で
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

キーコーヒー、業務用でアレンジコーヒー提案強化 自然素材だけでできたNZ産シロップ「SHOTT(ショット)」で

キーコーヒーは今期(3月期)、業務用事業の重点施策の1つとして、日本初上陸の直輸入商品となるニュージーランド(NZ)産コーヒーシロップ「SHOTT(ショット)」を前期2月から販売を開始し、アレンジコーヒーの提案を強化している。

競合のシロップとの差別化ポイントとして、高品質なサトウキビを使用し人工着色料・香料・甘味料不使用で自然素材だけでできている点や、独自製造プロセスによるおいしさを訴求していく。

「SHOTT」の特長について、取材に応じた松澤真一執行役員事業本部長は「シロップは一般的に原料に液糖が使われ、加熱殺菌して短時間で製造されるのに対して、『SHOTT』は原料に液糖を使用せず、フルーツ・天然香料・高品質のきび砂糖を使用している」と説明する。

製造では、最低8時間加熱せずミキシングして浸透。これにより「甘すぎず香り高く深い甘みとコクが楽しめるようになっている」と胸を張る。

副次的な訴求ポイントとしては、コスト・パフォーマンスを挙げる。

キーコーヒーの松澤真一執行役員事業本部長
キーコーヒーの松澤真一執行役員事業本部長

キーコーヒーも、かつては他ブランドのシロップを仕入れて取引先に提案していたが、相次ぐシロップの価格改定と他のコーヒー企業も同じシロップを仕入れているケースが多いことから価格競争に陥りがちだったという。

こうした状況から抜きん出るため、キーコーヒーは商社などを介さない直輸入の探索を決断。SCM本部購買部購買チームが主導となり見つけ出したのが「SHOTT」だった。

「SHOTT」を手掛けるショットビバレッジ社は、1973年NZ首都ウェリントンで創業。創業の地にあるウェリントン工場に加えて、22年1月にはNZ最大都市のオークランドに2つ目の工場を設立し最新鋭の設備を導入している。

現在は、NZ国内をはじめ、北米、豪州、アジア、英国など全22か国で展開。NZのシロップ市場の8割のシェアを握り、アジアは近年急成長し毎年50%増で売上げを伸ばしている。アジアの中で特に韓国では圧倒的に高いシェアを握る。

「SHOTT」のラインアップはコーヒーシロップとフルーツシロップに大別され、今回、キーコーヒーはコーヒーシロップ6種類をホテル・レストラン・カフェなどに向けて提案していく。

「既存と新規の両方で、アレンジにもこだわるコーヒーを提供されているお客様にフレーバー(シロップ)を提案していく。まずは既存のお客様へのご案内に注力し、新規を徐々に獲得していきたい」と意欲をのぞかせる。

コーヒーシロップ6種類のうち「キャラメル」「ヘーゼルナッツ」「ホワイトチョコレート」「バニラ」の4種類は世界的に売れ筋上位となるが、今期は更にシロップの種類を増やし、ラインアップ拡大を図ることも決定している。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点