近鉄百貨店は10日、5月23日付で梶間隆弘常務が社長に就任する人事を発表した。長野公俊専務と八木徹常務が代表権のある専務に就任する。秋田拓士社長は会長に就く。
梶間氏は1962年2月生まれの62歳。84年に中部近鉄百貨店入社、その後、近鉄百貨店四日市店長、百貨店事業副本部長などを経て、23年に取締役常務執行役員、現在に至る。
梶間氏は同日開いた会見で「地方の百貨店は不透明な状況が続く。人口のシュリンクが避けられない中、地域のお客様の役に立つ施設に作り替えることで来店頻度を高める。それを高収益な形で展開し利益を上げ、さらに満足いただける施設に作り替える。そういうサイクルを回したい」と述べた。