9.3 C
Tokyo
8.4 C
Osaka
2026 / 02 / 13 金曜日
ログイン
English
トップニュースカゴメ 生鮮トマトでメーカー各社とコラボ 情報接点を増やし新メニュー提案

カゴメ 生鮮トマトでメーカー各社とコラボ 情報接点を増やし新メニュー提案

生鮮野菜の中で安定的な成長を保っている優良野菜の生鮮トマト。スーパーでは路地野菜が主流だが、安心・安全志向の高まりからメーカーブランドも徐々に存在感を発揮している。メーカーブランドトマトで供給量が最も多いカゴメは、トマトジュースで展開している健康・美容軸訴求を生鮮トマトにも生かす一方で、食品メーカーとのコラボによるメニュー提案にも力を入れており効果を発揮している。

コロナ禍での内食が定着し、健康意識の高まりも生鮮トマトにとってはフォローの風だが、生鮮野菜だけに、どうしても相場や市況への影響は避けられない。その対策としてカゴメは、「栄養訴求型のトマトとして商品の価値を引き上げながら、新たな食べ方やメニュー提案などによる需要活性化は欠かせない」と指摘。その具体策が食品企業とのコラボで、こうした動きは「流通業界からも高く評価されている」と村瀬賢祐生鮮野菜グループ課長は語っている。

食品メーカーとのコラボによる春季マーケティング施策は、健康・美容需要の開拓を目指した「美レシピ」をテーマとした提案だ。カゴメの「高リコピントマト」を使い、森永乳業の「Kraftモッツァレラチーズ」とエスビー食品の「スィートバジル」とで、「バジル香る!高リコピントマトの美カプレーゼ」をメニュー提案。ここでは「高リコピントマト」パッケージへの商品掲載や共通販促物の製作、売場作りの協働展開などを実施。

また夏場施策として、トマトの旬を迎える夏に、トマトの仕込み習慣として「冷凍トマト」による様々な施策を用意する。「野菜が安い時期に大量に購入し冷凍する行為が定着してきた」とし、新たな提案で需要に応える。

ここでは旭化成ホームプロダクツの「ジップロック」とコラボし、「高リコピントマト」の冷凍トマトを漬け込んだトマトとたまねぎのマリネや、冷凍トマトを氷代わりにした凍り野菜素麺、レンジ調理メニューでも冷凍トマトを使ったぶっかけ素麺や冷製パスタ、豚しゃぶサラダなどを提案。冷凍トマトに「ジップロック」を使うことで「単独企業ではできない、情報の接点を増やす」。同社は、これまでにもMizkanと様々なメニューを共同開発しており、他社とのコラボ提案はカゴメの得意分野となっている。

消費者ニーズが多様化し、普通に商品を発売するだけでは売れにくい時代だけに、企業同士とのコラボは様々なニーズに対応できるポテンシャルがある。ここでは相手企業も認知度の高いブランドを保有していることが条件であり、メニュー提案を通して互いのメリットもあるようだ。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。