大人がビールを飲み干した後に発する「クーッ!」という言葉からイメージして命名された果実飲料ブランドの「Qoo(クー)」。
日本コカ・コーラは、「クー」誕生25周年を迎える今年、1999年の発売当時から変容する親子の関係を受けてコミュニケーションを刷新した。
発売当初は大人の真似をしたい子どもの視点でコミュニケーションが設計され、ここ数年は子どもの体験を後押しする親の視点でストーリーが描かれていた。コロナ禍で親子の関係に変化が生じ、コミュニケーションも変化対応を余儀なくされた。
6日取材に応じた山﨑賢マーケティング本部ニュートリション・カテゴリー事業本部シニアブランドマネジャーは「コロナ禍で親が子どもと過ごす時間が増えたことで、親が子どもを見守るようなコミュニケーションから、親子が一緒に遊んだり話したりするところに喜びを感じるような価値観の変化が起こっている」と指摘する。
この変化を受け、親子の成長応援飲料を基本コンセプトとしながら「Qooがあれば、今日も家族はハッピーだ!」のキャッチフレーズのもと親子の日常に一層根ざしたコミュニケーションを展開していく。
12日、親子で楽しく踊れるTVCM「Qooダンス」を放映開始した。
「小さな子どもから親まで楽しめるコンテンツが少ない中で、ダンスや歌であれば一緒に楽しめると考え、春夏にはダンスコンテンツを軸においてコミュニケーションを企画していく」。
つんく♂さんがダンスコンテンツ「Qooダンス」をプロデュース。モーニング娘の大ヒットナンバー「ザ☆ピ~ス!」を「クー」仕様に作詞と編曲を手掛け、振り付けも監修した。
「Qooダンス」はキャンペーンサイトやSNSで発信するほか店頭での披露も予定している。
一層親子の日常に根ざすべく「クー」のキャラクターも進化。パパとママが新たに登場し、キャンペーンサイトなどに「クーハウス」が出現する。
なお、6日の発表会には安倍なつみさん、石川梨華さん、小藪千豊さんげゲスト出演し「Qooダンス」を披露した。