三島食品はふりかけの新商品「しげき」を1月29日に発売する。同社の主力商品「ゆかり」は“ふりかけ三姉妹(ゆかり、あかり、かおり)”として6~7年ほど前からSNSを中心に話題を集め、その後4番目の姉妹「うめこ」や初の“男子”「ひろし」など新商品を発売するたびに注目されてきた。
昨年は鮭と広島菜を合わせた新商品の「鮭ひろし」が「人のフルネームのようだ」と話題になり、年間1億円売れればヒット商品と言われる中、発売からわずか4か月でそれを達成した。
そして今回登場したのが、わさびを主原料に唐辛子を加えた「しげき」だ。同社の従来品にはない辛さが特徴で、パッケージには辛味が強いことや、子どもの喫食には注意が必要なことが記されている。デザインは黒を基調にメタリックに仕上げ、既存品にはない「シャープな印象」(末貞操社長)を与える。インバウンド需要を意識し、商品名とともに「WASABI」の表記も並ぶ。
末貞社長は「わさびと唐辛子の2段構造により辛味が持続するだけでなく、旨味も立つ。既存品よりも刺激的な辛さが特徴。『良い子ちゃん』ではなく『やんちゃ坊主』という位置付けだ」と説明。
「『名前』シリーズの新商品を発売すると、既存品も大陳やエンド展開によって売れるようになる。今後も年1回くらいのペースで姉妹兄弟を増やしていきたい」と意気込む。
内容量12g、小売価格130円(税別)。年間販売目標は1億3千500万円(出荷ベース)。