伊藤園レディスゴルフ 抹茶サービスに長蛇の列

伊藤園は10~12日までの3日間、千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部で第39回伊藤園レディスゴルフトーナメントを開催し、西郷真央選手(島津製作所)が通算16アンダーで優勝し賞金1千800万円を獲得した。協力会社はタリーズコーヒージャパン、チチヤス、沖縄伊藤園、グレートアイランド倶楽部。

コロナ明けの開催とあって予選ラウンド、決勝ラウンドには多くのギャラリーが訪れ、選手に声援をおくった。トーナメントのイベントとして定着したのがギャラリーに抹茶とお菓子を振る舞う「お呈茶(ていちゃ)でのおもてなし」サービス。3日間はあいにくの雨日、曇り日の空模様だったこともあり、クラブハウス2階テラスに立てられた特設テントには温かい抹茶を求めて長蛇の列ができ、プレーを終わった選手も訪れ、大会2日目には約1千人に迫る来場者で賑わった。

テント内は美味しい抹茶を求めて賑わった - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
テント内は美味しい抹茶を求めて賑わった

テラス中央では社員代表が抹茶、茶碗、茶筅、茶杓を使ってお点前を披露し、それを営業や生産、マーケティングなどあらゆる部署から選ばれた約50人の同社社員が来場者にサービス。女性は着物、男性は和装で袴を着用して、本格的なお茶席の雰囲気を演出した。

振る舞われた抹茶(薄茶)「群鶴乃白(ぐんかくのしろ)」は、濃厚な甘みとやわらかな旨みが特徴。茶席を訪れた外国人の中には、茶碗は時計回りに2回まわし、茶碗の正面を外し、静かに味わいながら最後の一口は音をたて吸うなど作法を聞く人もいた。