ヤマダイは、10月29日「凄麺の日」にあわせ、全国各地の食品スーパーなど約30店舗で試食販売イベントを行っている。社員が店頭に立って実施するのは4年ぶり。10月21日には大久保慶一社長が都内のイトーヨーカドーアリオ北砂店(江東区)に駆けつけた。売場では「凄麺」のご当地シリーズ25品を大陳販売。本紙らの取材に「豊富なラインアップから選ぶ楽しさを感じていただければ」など話した。
「凄麺の日」は、2001年10月29日にノンフライカップ麺「凄麺」ブランドの第1弾商品「これが煮玉子らーめん」を発売したことにちなむ。18年に日本記念日協会から認定を受けた。それを記念し店頭イベントも行ってきたが、コロナ禍で社員による試食の提供などは3年間自粛していた。
イトーヨーカドーアリオ北砂店では10月20~29日にイベントを展開。「佐野らーめん」「京都背脂醤油味」「仙台辛味噌ラーメン」「横浜とんこつ家」「愛媛八幡浜ちゃんぽん」などが大量にディスプレイされた売場は壮観で、商品や試食を求める多くの来店客で賑わった。また2個購入で1回チャレンジできる抽選会を実施。いずれも非売品でオリジナルの「ブルゾン」や「タオル」が当たるほか、外れても参加賞で「凄麺学習帳ミニ」が配られた。
近況について、大久保社長は「『凄麺』は徐々に認知度が高まり、全国各地の自治体などから商品化のご要望をいただくことが増えた。大変ありがたいが、当社としては無理のない範囲で1品ずつていねいに作り込んでいくことを重視している。おいしさはもちろん、開発背景やストーリーなど情緒的な要素も大切。10年、15年、20年と継続的に育成・販売することで価値も高まっていく」など語った。