ファミリーマートと日本郵便による協業が広がりをみせている。9月14日、千葉と埼玉の郵便局でファミリーマート商品の取り扱いを開始すると明らかにした。
新たに取扱商品の陳列棚と冷蔵商品用ショーケースを設置するのは、天津郵便局(千葉県鴨川市)と飯能下畑郵便局(埼玉県飯能市)。
郵便局内でファミリーマート商品を扱う取り組みは、経営資源を効果的に活用することを目的に21年10月から開始。これまでに川越西郵便局(埼玉県川越市)に無人決済システムを活用したファミリーマート省人化店舗、柴崎郵便局(茨城県稲敷市)のロビーに取扱商品の陳列棚と冷蔵商品用ショーケースを設置していた。
ファミリーマートと日本郵政は2016年4月に業務提携に関する基本合意書を締結。以降、ファミリーマートと日本郵政グループ各社は、両者のインフラやノウハウを活用し社会構造の変化や多様化するライフスタイルに対応する新たな取り組みを協議・検討し順次実現してきた。
天津郵便局の取り扱いは9月14日開始。食品、飲料、日用品など約100種類が対象。支払いは現金のみ。飯能下畑郵便局は9月21日開始。食品、飲料、日用品など約70種類が対象。現金またはキャッシュレス決済。
購入方法は、いずれの郵便局も希望の商品を郵便窓口の郵便局社員へ手渡し、代金を支払う。