国分九州フェスタ 地域密着の強みアピール エリア深耕へ取り組み

国分九州(今井博臣代表取締役社長執行役員)は7月26日、福岡市のホテルオークラ福岡で「国分九州フェスタ2023(秋冬)」を開催。小売流通業や酒類関係など九州管内の主要企業(来場予定者数約450人)が来場し、メーカー約250社が出展した。

今フェスタでは直近で控える酒税改正に向けて若年層へのアプローチを強化。アフターコロナで盛り上がりをみせているインバウンド需要への取り組みをウェルカムボードで紹介した。SDGsへの取り組みではグループ本社のFSマーケティングと連動した「代替品(肉や魚、卵の代替)」提案や「もったいない(端材使用商品)」などの提案ブースを設置。サステナブル(SDGs)な取り組みでは鹿児島支店の農福連携やASC・MSCのCoc認証に向けた具体的事例をパネルで紹介した。

そのほかにも国分のトレンドに対するアプローチに基づく企画提案「夜市場」や「クラフト」、国分の機能としての「フロチル」提案をはじめ、乾物や乾麺の棚割り提案、冷凍ケースでの凍結酒の訴求にも注力した。

加えて今回初となるグループ本社輸入商品課による輸入食品のバイオーダー(事前受注)や、味覚センサーを使ったデータに基づくオタフクソースとの食と酒のコラボ提案、デジタル販促ではKDDIロケーションアナライザーに加えて、トラストリッジ社との業務提携でmacaroniとコラボしたOMO販促の提案を行うなど盛りだくさんの展示会となった。

なお、前回から終了後のサンプル返却にフードバンクへ提供の選択肢を追加(福岡県フードバンク協議会が協力)。軽貨物一台が満載になるほどメーカーからの商品寄贈があり、フードバンクを通して子ども食堂などに寄贈している。