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逆光線(コラム)“黒子”に正当な評価を

“黒子”に正当な評価を

業務用市場で冷凍食品の存在感が高まっている。背景にはコロナ5類移行に伴う人流回復があり、特に飲食店・ホテルなど人手不足が深刻な業態で引き合いが多い。おいしさや利便性を追求した製品が評価され、手作りからの切り替えも増えているという。

▼近年、業務用製品の進化は目覚ましい。プロユースのおいしさに加え、レンジ調理10秒のスイーツ、衣の経時変化を抑える水産フライ、店舗の負担を軽減するキット商品など、具体例は枚挙にいとまがない。メーカーは「得意先の課題解決に応えることがわれわれの使命」と胸を張る。

▼とはいえ、業務用冷凍食品はあくまで“黒子”の存在。ぐるなびが飲食店に行った調査では「手軽に利用できて便利」との声がある一方、「利用していることを客に知られたくない」との割合が約7割に。メーカーは「飲食店にとって大切なのは料理のオリジナリティ」と理解を示す。

▼食に関わる数多の現場で切っても切れない関係にある両者。世間からもポジティブに歓迎される日は来るのだろうか。業界各社の地道な努力が積み重なり、まずは正しい理解が進むことを望みたい。

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