12.7 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
加工食品即席麺・即席食品「ラー博スゴメンラボ」 三者のこだわりがタッグ 新しいカップ麺体験
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

「ラー博スゴメンラボ」 三者のこだわりがタッグ 新しいカップ麺体験

新横浜ラーメン博物館(横浜市)は、新たなオリジナルカップ麺作りを体験できる「ラー博スゴメンラボ」を4月25日にオープンさせた。

麺・スープ・具材・容器・フタを自由にカスタマイズ可能。ノンフライカップ麺「凄麺」ブランドを展開するヤマダイ、真空フライヤー技術を持つアトラステクノサービスの協力を得て実現。このほどプレオープン体験会を開き、岩岡洋志館長は「若手社員のアイデアが発端の『たこさんウインナー』をはじめ、ユニークな具材やスープが楽しめる」とアピールした。

来年3月に迎えるオープン30周年記念に向け企画された。麺・スープ・具材はヤマダイが供給(プレミアム具材など一部除く)。大久保慶一社長は「ノンフライカップ麺『凄麺』ブランドは2001年に商品化し、今では大変多くのファンに親しまれている。開発当時、街のラーメン専門店で食べるゆでたての麺に近づけるべく、従来の即席麺の製法をすべて見直した。その後も品質改良など挑戦を続け、現在は全国各地のご当地ラーメンを数多く商品化させていただいている」とし、今回の企画については「(ラーメン博物館からコラボを打診され)われわれはインスタントラーメンの世界で事業を行っているが、日ごろからテーマパークで飲食店のプロと関わっている方々と組めば面白いことができると考えた」などと話した。なお、19年まで「ニコニコ超会議」にブース出展し好評だったオリジナルラーメン作りのノウハウも生かした。

(左から)大久保社長、岩岡館長、鯛代表取締役
(左から)大久保社長、岩岡館長、鯛代表取締役
アトラステクノサービスは、岩岡館長が大久保社長を通じて具材の「たこさんウインナー」などの製品化を依頼した。鯛かおる代表取締役は「真空フライヤーはこれまで菓子類を中心に使われてきたが、今回のように具材で利用されるのはわれわれも望んでいたこと。技術を発揮する機会を与えていただき感謝している」と語った。真空フライヤーは、圧力を下げた真空下では沸点が下がる原理を生かし、素材を低温の油で揚げ乾燥させるというもの。本来の色や風味、栄養価が損なわれない特性を持っている。

「ラー博スゴメンラボ」は、麺5種、スープ10種、具材全21種、容器2種から自由に組み合わせを選べる。フタのデザインには自分が撮影した画像も使用できる。参加費は1個540円(税込)。プレミアム具材(たこさんウインナー、ハンバーグ、だて巻きなど)は別途費用。注文はスマホでQRコードを読み込み専用ページから。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点