電子書籍を漁っている時に「わさびで脳が元気になる」(主婦の友社)という本が目につき読んでみた。細かい研究結果なども紹介されているが、本わさびには抗炎症、抗酸化作用があり認知機能の向上が期待できるそうだ。寿司や刺身、そばでは欠かせない調味料だが、魚に含まれるDHAと一緒に摂取すると相乗効果でドーパミンの産生量が大きくなる。脂ののった肉をさっぱりと食べるのにも最適。
▼わさびの根茎部分に豊富に含まれる「ヘキサラファン」という成分が作用するということだが、市販されている常温タイプのチューブわさびの多くにこの成分がほとんど含まれていないという。チューブわさびの多くは根茎部分ではなく本わさびの茎や西洋わさびなどが使われることが多いためだ。一部だが健康効果が研究された冷凍・冷蔵のすりおろしわさび商品もある。
▼1日5g、およそ小さじ1杯を毎日取り入れることが推奨されているが、意識しないとなかなか難しい。
▼書籍では「わさ活」としてわさびと相性の良い料理や有効成分が含まれているサプリメントなども紹介している。気になる方はぜひ読んでもらいたい。