オーツミルクトップのダノンジャパンは、4月3日から順次、「アルプロ プレーンタイプ」を日本人の好みを追求した味わいにリニューアルし、アルプロ全体のプロモーションテーマも「栄養ムギュっと!」に変更し、春夏商戦に挑む。
リニューアルするのは「アルプロ たっぷり食物繊維オーツミルク オーツ麦の甘さだけ」(250㎖/1千㎖、OP価格)と「同 砂糖不使用」(同)。「日本人が好むおいしさ」を徹底的に分析し、原料や配合を見直し、クセのないオーツ麦本来の味わいやコク、クリーミーさが一層楽しめるようにした。TVCMを含めた広告やキャンペーン、店頭での試飲などにより商品の認知向上を図る。これらを通して、今年度はアルプロブランド全体で前年比二ケタ伸長を目指す。
福田マルシオ・マーケティング部マーケティングマネジャー(Alpro&DNY担当)は、3月23日開いた説明会の中で「アルプロは、これまでオーツミルクを知ってもらうことに100%フォーカスしてきた」とし、今後は「より多くの消費者に選ばれるために決め手となるのは『健康』と『おいしさ』」と指摘。「消費者が求める健康はアルプロにある」と捉え、それらを踏まえリニューアルする。発売に先立って行った調査でも、「味わいや濃厚さ、クリーミーさ、甘さとのバランスなどが高く評価された」と自信をみせた。今後の市場拡大に向けては、「戦略的に一緒にやってくれる流通も多く、配荷は二ケタ伸長している。次はコンビニエンスでどう広げていくかが勝負」などと語った。
プロモーションでは「栄養たっぷりでカロリーオフ」のオーツミルクの健康面を一層アピールする。1日1杯(250㎖)で1日分の食物繊維と牛乳に匹敵するカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンDもたっぷり摂ることができ、カロリーは豆乳の40%オフ(砂糖不使用の場合)と他の植物性と比較しても優れている点を積極的に伝える。
同社が140人を対象に行った調査では、「アルプロ たっぷり食物繊維オーツミルク オーツ麦の甘さだけ」が既存品に比べ「オーツのアロマ」が53%、「味わい」が38%向上したほか、「甘さ」「濃厚さ」「クリーミーさ」も24~38%アップした。「同 砂糖不使用」は「味わい」に対する評価を特に大きく伸ばし、「自然の甘さでゴクゴク飲める」といった声が聞かれた。