味の素「秒速 朝ごはん」 川崎ブレイブサンダース2選手がトークショー

朝食を食べることの大切さをバスケット選手と一緒に学んでもらおうと味の素東京支店は14日、川崎市川崎区のイトーヨーカドー川崎港町店で、同社がオフィシャルパートナーとして応援しているプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」の前田悟選手と納見悠仁選手を招き、スペシャルトークショー「朝ごはんを食べよう!秒速 朝ごはん」を開催した。

トークショーには抽選で選ばれたブレイブサンダースの地元の親子ファン約70人を招待し、バスケットボールを持参した納見選手が得意なボール回しを披露するなど、地元ファンと一体となってイベントを楽しんだ。この中で日本オリンピック委員会と協働で日本代表選手のサポート活動「ビクトリープロジェクト」に携わり、スポーツ栄養のプロフェッショナルの鈴木晴香さん(管理栄養士)が、なぜ朝食が大事かや栄養素の優先順位などを説明した。

「食事は主食、主菜、副菜、汁物などを揃えた栄養バランスが大事。主食の炭水化物(糖質)は、朝起きた時は身体の中のエネルギー源が減っている状態で、朝からパフォーマンスを発揮するには身体と脳のエネルギー源となる炭水化物をとることが重要。主菜のたんぱく質は体温を上げる働きがあり、朝食からしっかりとると身体づくりがしやすくなる。うま味成分のグルタミン酸を含んでいるインスタントスープやみそ汁などの汁物は食欲がない時でもサラッと食べやすく、胃腸を温める働きがある」など分かりやすく説明した。

朝食の重要性を聞いて実践したいと語る前田選手㊧と納見選手 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
朝食の重要性を聞いて実践したいと語る前田選手㊧と納見選手
朝食の重要性を聞いた2選手は、「最近は朝が寒く、起きたくないときもあるが、時間がないときに手軽に食べられるメニューを作ってみたい」(前田選手)、「何も食べないで運動した時は動き難いが、汁物は食欲がなくてもサラッと食べられ、ぜひメニューを実践したい」(納見選手)など感想を述べた。その後、川崎ブレイブサンダースのホームゲームのペアチケットが当たる抽選会も行った。

トークショーに合わせてイトーヨーカドー川崎港町店の食品売場では、カップスープを中心に味の素社製品を大量陳列。「カップスープは思った以上に売れ行きが好調なので、実施期間を急きょ31日までに延長した」と同店の担当者。POPが貼られた売場では商品と一緒にオリジナルレシピブックが配布され、「あえて朝食にスポットを当てたメニューを打ち出すことが大事だと実感した。本来なら店頭で試食してもらったほうが盛り上がるが、このご時世なのでそれはできなく、レシピブック配布でも同じ効果が得られた。今後も年間を通じて、いろいろな企画ができればと思う」と語った。

イトーヨーカドー川崎港町店の担当者。大量陳列でカップスープは予想以上に好調という - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
イトーヨーカドー川崎港町店の担当者。大量陳列でカップスープは予想以上に好調という
未病改善を掲げる神奈川県は、「食と健康の課題解決」を目指し、味の素社と連携協定を締結している。今回は県民の朝ごはんの欠食率(男性15.5%、女性12.8%)に着目し、神奈川県と連携し、忙しい朝でも簡単につくれる「秒速 朝ごはん」メニューを考案してレシピブックを制作。この企画に賛同してもらった県内のイトーヨーカ堂17店舗、京急ストア26店舗、三和45店舗、スズキヤ11店舗、相鉄ローゼン52店舗で3月いっぱい配布している。