サミットの服部哲也社長は上期決算を振り返り、「コロナ禍、戦争、原材料値上げ、為替の急変、エネルギー費の高騰など、経営環境を左右する要素がここまで多数、同時に押し寄せたのは初めて」としつつも、「1店舗発案のイベントが水平展開され、各店で延べ900回も開催されるなど、当社の使命=スーパーを超えた『生きる糧を分かち合うお店』に、社員の力で近づけている手応えがある」と総括した。
値上げ対応では、「価格に対するお客様の判断基準を正確には捉えきれない中、インストア商品全体の設計と売価の見直しを迫られたのは非常に難しい局面だった。しかも一過性ではなく2回3回と続く」と厳しい現状を語った。
新たな取り組みでは、スーパーサンシのビジネスモデルを取り入れて10月から1店舗でネットスーパーを開始。「想定通り順調なスタート。都心型のサンシモデルを作り上げていければ」と前向きな展望を示した。