静岡県最大の食品展示会 地元と全国の逸品を一堂に メイカングループ

メイカングループ(静岡県浜松市、小寺仁康社長)は8日、アクトシティ浜松で夏季総合食品展示商談会「MEIKAN Food Show 2022 summer」を開催した。当日会場には主要取引企業から約500人が来場し、同社の企画展示と各メーカーの新商品、注力商品の説明を受けた。

今回の出展メーカー数は、コロナ禍で規模を縮小した前回に対し大幅に回復させた300社(低温160、ドライ140)。感染予防対策を厳格に実施した上で、試食提案を実施するメーカーも昨年を64社上回る198社とした。全温度帯商品を品ぞろえた県内最大の展示会となった。

会場入口には、秋冬商戦の主力となる鍋物調味料を満遍なく品ぞろえた「美味しい鍋集めました」で来場者の関心を集め、地元・静岡および全国から幅広く調達した「隠れた逸品」では、家庭内でのリベンジ消費促進がうかがえるワンランクアップ商品をドライ、チルド商品で提案した。

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さらに「伊藤忠食品コーナー」「食の都・静岡県コーナー」を設置。2023年大河ドラマ「どうする家康」の放送が予定されていることから、地元商工会議所が「やらまいか! 浜松商工会議所コーナー」で初出展。関連商品の展示提案を行った。

会見で小寺社長はロシアによるウクライナ侵略や原油高、円安など取り巻いている事業環境に触れながらも「食品すべてが値上げしているが、展示会では、お取引先さまに改めて商品の価値を評価してもらう機会としたい。今後も『先義後利』の精神で事業活動に取り組む」と決意を改めて表明した。

なお同社の今期(2022年9月期)は、第3四半期を売上高前期比96.4%、営業利益102.3%、経常利益100.8%で着地。コロナ前の2019年実績に回復しており、通期および中部メイカングループ全体の業績についても計画通り進捗している。