群馬県野菜をおいしく 消費拡大、摂取量向上へ味の素など3者共同でキャンペーン

味の素は「野菜をもっととろうよ!」をスローガンに「野菜の摂取目標1日350g以上」の実践を応援する「ラブベジ」プロジェクトを展開している。その一環として、群馬県民の野菜摂取量向上を目指す群馬県の「ぐんま元気の5か条」と連動し、群馬県、JAグループ群馬との3者共同企画を開始した。

群馬県での共同企画は昨年11月、今年1月に続く第3弾となる。第1弾、第2弾ではキャベツなどと同様に出荷量全国一位のほうれんそうに着目した一方、第3弾ではキャベツ、なすなどの夏野菜に着目。同社の管理栄養士が簡単でおいしいレシピとなる「ズッキーニ入り回鍋肉」「夏野菜でサラダそうめん」などを考案し、オリジナルレシピブック「群馬の野菜を食べようBOOK」を作成した。

県産農産物を使ったオリジナルレシピは、味の素「ラブベジ」サイトで公開する一方、企画に賛同した量販店(「とりせん」「フレッセイ」「ベイシア」)の店頭で提案。県産農産物(指定食材)の売場を展開し、購買を促す。

プレゼントキャンペーンでは、対象商品と対象野菜(キャベツ、なす、レタス、枝豆、ズッキーニ)を合計1千円以上購入したレシートを撮影して応募してもらい「群馬県産食材と味の素商品詰め合わせセット」「ぐんまちゃんグッズ詰め合わせセット」を計100人(各50人)にプレゼント。対象商品は「ピュアセレクトマヨネーズ」「ピュアセレクトコクうま65%カロリーカット」「Cook Do」各種、「Cook Do きょうの大皿」各種、「ほんだし」各種、「Cook Do 香味ペースト」各種、「Cook Do オイスターソース」各種。

「ズッキーニ入り回鍋肉」などが紹介された(ラブベジ/ぐんま元気の5か条) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「ズッキーニ入り回鍋肉」などが紹介された(ラブベジ/ぐんま元気の5か条)

共同企画の実施に当たり、9日には県庁内で立野哲史味の素関東支店長、唐澤透群馬県農業協同組合中央会・各連合会会長らが山本一太知事を表敬訪問した。

立野支店長は企画概要を説明したうえで、特に「ズッキーニ入り回鍋肉」について「1人当たり野菜摂取量は97g、塩分も1g。塩分を抑えながら野菜を食べていただけるメニュー」と紹介。「群馬県の皆さまの野菜摂取の拡大と健康寿命の延長に少しでも貢献できればと思う」と語った。唐澤会長は「共同企画をきっかけに、県内外の皆さまに群馬県産の野菜をおいしく召し上がっていただき、群馬県の農業を応援していただければ幸い」とした。

山本知事は「味の素さんのようなグローバルな素晴らしい企業といろいろなかたちで連携できることを歓迎している」としたうえで、共同企画について「大変いい企画。今後も新しい展開があればと思う」と語った。また「ズッキーニ入り回鍋肉」を試食し、そのおいしさを称賛した。