日本即席食品工業協会調べによると、2025年度(4~3月)の即席麺総需要は前年比1.3%減、59億506万食だった。前年割れは2年ぶり。うちカップ麺(構成比67%)は0.3%減、39億4386万食、袋麺(同33%)は3.3%減、19億6119万食。
総需要は歴代4位(1位22年度、2位24年度、3位20年度)。前年実績は下回ったものの、節約志向が継続する環境下、手ごろな価格や簡便性、保存性、おいしさなどの商品特長が支持されている。
注目は定番品に多い「JAS品」(構成比77%)が3.9%増と伸びたことだ。生活者の選別消費が強まる中、安心感あるロングセラーが根強い需要を示した。ノンフライ麺で一部有力銘柄が非JAS品からJAS品に切り替わったことも押し上げ要因とみられる。
対して「非JAS品」(同24%)は15.8%減と縮小。プライベートブランド(PB)や輸入品などの多くが該当し、メーカーや銘柄によって強弱が出ている。前述の一部JAS品への移行も影響。
月別の実績をみると、12か月のうちプラスは3か月(4月、6月、9月)のみ。10~3月はすべて前年を割り込んだ。ただし、こちらもJAS品に限ると12か月中11か月で前年を上回っている。
協会調べによる小売金額の推計値は、カップ麺が6249億円、0.7%減、袋麺が1614億円、3.6%減、合計が7864億円、1.3%減。



