日清食品チルドは、2026年夏も猛暑・酷暑が到来することを想定し、冷しメニューを大幅に拡充する。春は需要が高まる「つけ麺の達人」「まぜ麺の達人」でマーケットを活性化し、盛夏に向けては「行列のできる店のラーメン」ブランド初の“冷しらーめん”、「つけ麺の達人」の“涼味”フレーバー、たれでほぐすだけの即食タイプ「日清のそのまんま麺」シリーズで需要を取り込む。
増量企画でコメの代替需要獲得へ
1月27日に春夏向け新商品発表会を開催。伊地知稔彦社長は「気候変動で猛暑の長期化が当たり前になった。食の嗜好も変化すると見られ、寄り添っていきたい」とする一方、「米(コメ)の価格高騰が続き消費行動が変わっている。節約志向の高まりが想定されるものの、チルド麺には代替需要のチャンスになり得る」との認識を示した。
開発方針は延安良夫取締役マーケティング部長が説明。春夏のテーマには(1)猛暑・酷暑対策(2)コメ代替ニーズの獲得(3)次世代ユーザーの開拓――の3点を挙げた。
(1)では昨年の猛暑で「冷し中華」カテゴリーが金額こそ伸びたものの、購入個数が増えていないことを指摘。「火を使わない食品へのスイッチ」「具材の価格上昇」などを要因に挙げ、「冷し中華以外のカテゴリーやブランドでも提案を強化。既存品の冷し調理提案、『日清のそのまんま麺』シリーズの拡販もポイント。盛夏前は今年も『つけ麺の達人』と『まぜ麺の達人』の“爆盛チャレンジ”で市場を盛り上げたい」とした。
(2)のコメの代替ニーズでは既存品の増量キャンペーンを中心に消費マインドを刺激。「日清Spa王 喫茶店のナポリタン」でも「爆盛チャレンジ」(600g)を展開し、夕食向けレシピを提案する。
(3)の次世代ユーザー開拓は中長期的な課題として推進。今春も40代以下の購入比率が比較的高い「つけ麺の達人」「チルド 日清焼そばU.F.O.」「麺の達人 超極太麺」「スープの達人 濃厚豚ラーメンスープ」などの訴求を強化する。
「行列」初の“冷しらーめん”登場
新商品・リニューアル品は3月から順次発売。

「行列のできる店のラーメン 山形冷しらーめん 2人前」は、ブランド史上初の“冷しらーめん”。山形市が発祥のメニューを再現した。もっちり食感の手もみ風平打ち麺に、鶏・豚をベースに煮干しなど魚介の旨みをきかせたコク深いスープが相性抜群だ。氷を加えることで暑い夏でも最後まで飲み干したくなる一杯に仕上がる。
「つけ麺の達人 冷し鶏柚子醤油 2人前」は、冷水で作る爽やかな醤油だれに、もちもち食感の極太麺がよく絡む。
韓国発のグルメやエンタメが注目される中、日清食品が即席麺で展開する味わいを「チルド 日清焼そばU.F.O. ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ 2人前」として商品化。甘さと辛さのバランスが絶妙なソースに、チルドならではのコシのある麺をあわせた。牛乳を加えてクリーミーに仕上げたり、季節の野菜と一緒に炒めたり、好みにアレンジして楽しめる。
