明治は2月2日、明治ホールディングス本社ビル(東京都中央区)で、メディア関係者を招いた役員懇親会を開いた。八尾文二郎社長は経営方針について「明治の独自価値を最大化し、商品と組織風土の変革を通じて新たな成長軌道に乗せていくことが使命」と強調した。
懇親会には、渡部信二専務執行役員(マーケティング・開発・営業関係全般、価値創造戦略本部・営業推進本部管掌)、森田秀樹常務執行役員(グローバル関係全般管掌)、堀内隆行常務執行役員(広報部・お客様相談部管掌)が出席した。

八尾社長は冒頭あいさつで、「西アフリカでの天候不順によるカカオ豆の供給不安や、ベネズエラ情勢などの地政学リスクは深刻な課題だ。予測困難な時代だからこそ、足元を固め、未来への布石を着実に打つ必要がある」と指摘。さらに「科学的エビデンスに基づき顧客の健康課題に向き合い、技術力で新たな食の喜びや楽しさを創出することが当社の本質的な価値だ」と語った。
社員についても「熱意とポテンシャルに溢れる人材が大勢おり、その力を事業価値に直結させ、健全な好循環を生み出したい」と述べた。
会場となった社員食堂は、部署や役職を超えた自由な対話を促し、イノベーションや独自価値を生み出す場として設計。八尾社長は日頃から社内を歩き回り、現場の声を直接聞いているという。
カカオについて、主要産地ガーナは回復傾向にあり、国際価格は落ち着く見通しだと説明。当面の追加価格改定はないが、高値で購入した在庫の影響でコスト環境は依然として厳しいとした。
