寒波の到来に伴い冬物商材の動向が注目される一方、食品業界ではメーカー各社による春夏新商品の発表がピークを迎えている。小売業各社の棚替えは遅れる可能性もある。だが、一部メーカーの商品出荷は2月上旬から始まる。
▼既存商品を含め、コスト高への対応が課題になる。さらに物価高が続く中、消費動向の変化への対応が大きな課題だ。消費者の節約意識は強い。タイパニーズに加え、経済性志向を背景としたコスパニーズへの対応を強化する動きが活発だ。
▼米価格は高止まりしている。卵も高騰し、気候変動を背景に野菜など生鮮食品の価格にも不透明感が強い。米を含む食材価格はメニューにも影響を及ぼす。ごはんだけでなく、うどんやパスタなどの麺、安価な食材を使用するおかずを提案する動きも活発だ。
▼その一方、生活者のニーズは多様化している。贅沢や健康もキーワードの一つになる。家庭内調理に着目すれば簡単調理だけでなく本格調理のニーズも顕在化している。この春夏も新商品を含む新しい施策を通じ、どこまで需要を取り込めるかが焦点だ。
