ファミリーマートは、全国的に増えるクマの出没を受け、店舗と利用客の安全・安心を守る「クマ対策ガイドライン」を策定した。全国の店舗に周知・徹底を図る。
11月10日からは、全国約1万店に設置するデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で注意喚起メッセージを順次配信。アプリ「ファミペイ」のトップページにも警戒情報を掲出する。
ガイドラインでは、ゴミ箱やゴミ置き場、駐車場に食べかすや飲料の液垂れがない状態を維持するなど、店頭の清掃を徹底。廃棄商品の事務所内保管や店頭ゴミ箱の撤去も有効とする。
また、自治体や警察の獣害担当課など緊急連絡先の確認、出没情報の収集を促すほか、出没の多い北海道・東北地域の一部店舗にはクマ撃退スプレーを先行配布する。
出没情報を入手した際は屋外作業を中止し、客を店や車内に避難誘導。直接目撃した場合は大声を出さず、店内や社内のほか事務所や飲料用冷蔵庫への避難も有効とする。自動ドアの停止・施錠も明記した。営業再開は、警察や自治体の広報、防災無線などで安全が確認された後に行うと定めた。


