サカツコーポレーション(名古屋市)は10月7日・8日、名古屋市中小企業振興会館で「FooDrink Expo2025」を開催した。
今年は「外食の革新~成功へのカギ~」をメーンテーマに掲げ、得意先の商売繁盛につながる「3つのカギ」(特別感のカギ・納得感のカギ・利便感のカギ)を提案。会場にはビール、ワイン、清酒・焼酎・泡盛、洋酒、ソフトドリンク、食品など221社・小間が出展。2日間で約4000人が来場した。
主催者ブースのサカツコーナーでは、同社オリジナル酒類をはじめ、「ジビエコ食堂」や「推し活×ご褒美ドリンク」、無料集客アプリ「ソトメシ」などの提案ブース、サカツいち押しの焼酎・日本酒蔵元コーナー、久世コーナーなどを展開。
オリジナル・留型商品では、「赤い彗星」などのビール・発泡酒シリーズや「非日常」をテーマにしたワイン、スコットランド最北端にある新興蒸留所・エイトドアーズ蒸留所のウイスキーなどをラインアップ。
「ジビエコ食堂」では、鹿肉にカクキューの「味噌オイル赤」を合わせたり、猪肉をフランクフルトやテリーヌにするなど、より食べやすくジビエの魅力を紹介した。

「推し活×ご褒美ドリンク」では、サカツオリジナルリキュール「ももKyun」に、フルーツを使用した風味豊かなゼリー「チャームジュレ」を組み合わせた映えメニューを用意した。
同社・牧野充宏社長は、「当社の今上期(4―9月)売上は前年比3%増ぐらいだが、これは値上げの誤差範囲。粗利も改善はできているものの、売上の伸びを上回る経費増で厳しい状況にあることは変わりない」と語る。
「飲食店さんも値上げで売上はプラスとしているが、出数ベースでは数字を落としている。これからは店の個性を出さないと生き残っていけないし、飲食店さんの繁盛なくしてわれわれの利益も生まれない。人手不足や原価の高騰、コロナ以後の人々の生活様式の変化など、様々な環境変化の中で、われわれがどういう提案をしていくかが重要。DXの推進と合わせ取り組んでいきたい」(同)。












