白鶴酒造、新蔵を建設 大吟醸など四季醸造 26年冬に稼働予定

完成イメージと生産商品
完成イメージと生産商品

白鶴酒造は本社敷地内に大吟醸など特定名称酒に特化した新醸造蔵を建設する。

8月1日に着工し26年10月末に竣工、同12月に操業開始を予定。生産能力は年間1100㎘。投資額は非公表。

1952年築の本店二号蔵工場の後継蔵として建設。これまでは冬場に季節従業員とともに大吟醸などを主に仕込み、夏場は梅酒やみりんを製造してきたが、新蔵は四季醸造を導入。「米水人 未来へ醸す命のめぐみ」をコンセプトに、社員のみで年間を通じてプレミアムな特定名称酒(純米大吟醸酒・大吟醸酒・特別純米酒など)を醸造する。

品質重視の設備を厳選して配置するほか、同社が積み上げてきた膨大なデータを駆使した醸造管理方法も導入する。

〈新醸造蔵の概要〉

▽名称=未定
▽所在地=兵庫県神戸市東灘区住吉南町4丁目5番5号
▽敷地面積=1万8659㎡
▽建築面積=1412㎡
▽延床面積=2425㎡▽建築高さ=17.40m
▽建物概要=鉄筋コンクリート造・地上2階建て
▽竣工予定=26年10月末
▽操業開始予定=26年12月
▽生産設備概要=横型蒸米機、円盤製麹機、無通風製麹機、吟醸用甑、麹室、15㎘・3㎘発酵タンク
▽生産酒類=特定名称酒
▽生産能力=年間1100㎘