食卓を豊かにする冷凍具付麺 節約疲れ・マンネリ化を解消 テーブルマーク

テーブルマークは各地域で長く愛されているうどん・ラーメンの味わいを簡便な冷凍具付麺で商品化、福岡発で麺がやわらかい「肉ごぼう天うどん」、川崎のソウルフード「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン」などを9月に発売する。各家庭では物価高の長期化で節約疲れによるメニューのマンネリ化が起きているという。手軽な冷凍麺で食卓を豊かにするべく話題性のあるメニューやクセになる味わいで需要を喚起する。

夏の冷凍うどん好調

7月24日に秋季新商品の発表会を開催した。テーブルマークブランドを強化する一環で、25年も「冷凍麺世界売上No.1ギネス記録」を認定取得し、様々なタッチポイントで商品およびプロモーションを展開している。

今夏は長期化する猛暑への対応として、主力の素材麺「カトキチさぬきうどん」のレンジ調理を訴求。永尾柚乃さん出演のテレビCM、WEB等でのレシピ提案、さらには店頭で調味料メーカーとのコラボ販促を実施し好調な売れ行きとなっている。うどんの最需要期となる秋冬もテレビCMや試食イベント等を予定し認知アップを図る。

クセになる旨さ 東西ラーメン店を再現

具付きのご当地うどんも提案
具付きのご当地うどんも提案

秋の新商品では具付麺タイプでご当地食の強いうどん2品、ラーメン2品を発売。同社は消費者調査を踏まえて「ユーザーが冷凍具付麺に期待しているのは本格的なおいしさと個食完結型の簡便性。特にラーメンはスープの再現性が求められる」とし、「新商品は麺・スープの特徴にこだわりながら完成度の高さを追求した」と開発背景を話す。

「肉ごぼう天うどん」は外食等でも注目度の高い福岡発の味を再現。やわらかいふわふわの麺に甘めのつゆをあわせた。ボリューム感ある国産のごぼう天は3本入り。

上州発の「ひもかわうどん」は驚きの幅広麺(約4㎝)が最大の特長。切り刃は初めて1番手を使用。具材は豚肉、かまぼこ、にんじんなど彩り豊か。

ラーメン2品は東西の人気店が監修し、独自製法でクセになる旨さを再現。神奈川県川崎市の「元祖ニュータンタンメン本舗監修」となる「タンタンメン」は、にんにくがガツンと効いたパンチのある辛旨な味わい。今春発売のまぜそばタイプに続くヒットを狙う。

奈良県天理市の「天理スタミナラーメン監修」となる「スタミナラーメン」は、豆板醤と白菜をふんだんに使用し、コク深い旨みの中にピリッとした辛さも感じられるスープに仕上げた。

「石臼挽き信州そば」シリーズとして「海老天」「牛肉」の2品も発売。石臼挽きしたそば粉を五割使用した風味豊かなそばに、かつお節の旨みを効かせた特製つゆ、こだわりの具材をあわせた。