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2025 / 11 / 11 火曜日
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加工食品調味料・カレー類味の素 「Cook Do」オイスターソース マンネリそうめんの食べ方に渇! 藤原竜也「たまごかけそうめん」挑戦
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

味の素 「Cook Do」オイスターソース マンネリそうめんの食べ方に渇! 藤原竜也「たまごかけそうめん」挑戦

味の素社は、夏の定番のそうめんの食べ方がマンネリ化し、〝飽き〟もあることから、和洋中のどんな料理にもあう万能調味料「Cook Do」オイスターソースを使った新しい食べ方を、新書風の課題提起型のレシピ本「オイスターそうめん新書」を作成して提案。このレシピ本を7月末から5日間、500部限定で大垣書店 麻布台ヒルズ店にて無料配布。これを記念したイベントを、俳優の藤原竜也さんを招いて行った。

レシピ本は「そうめんに飽きたらおつゆを変えなさい」ほか全10種レシピを作成。T・K・G(たまごかけごはん)ならぬ「T・K・S(たまごかけそうめん)」や「NEOめんつゆ」などユニークな全10レシピを掲載。イベントではエプロンをかけた藤原さんに「T・K・S」を実際に調理・試食してもらい、「Cook Do」オイスターソースのCMで話題となった「オイオイオイ…」のフレーズを使って、おいしさの度合いを判定してもらった。

藤原さんが試食した「たまごかけそうめん」)
藤原さんが試食した「たまごかけそうめん」)

イベントでは全国乾麺協同組合連合会の星野陽司会長からのコメントも披露。「そうめんは、日本の季節や暮らしとともに歩んできた、伝統ある食品です。私たちは、その価値を次の世代へ受け継いでいく責任があると考えています。しかし現在、そうめん市場は少子高齢化や食生活の変化により縮小傾向にあり、夏に偏った消費や限られた食べ方にとどまっている点も大きな課題となっています。

そうした中で、新しいそうめんの食べ方を提案し、その可能性を広げていくことが重要だと感じています。今回の『Cook Do』オイスターソースとの協業は、そうめんとオイスターソースという意外性のある組み合わせにより、そうめんの新たな魅力を引き出し、夏のマンネリ解消にもつながる、非常に意義のある取り組みと考えています」と、味の素の取組みに賛同した。

そうめんの魅力を再提起したいと語る田中宏樹グループ長
そうめんの魅力を再提起したいと語る田中宏樹グループ長

発表会では、味の素コンシューマーフーズ事業部ソースグループの田中宏樹グループ長は、オイスターソースを取りまく環境について、「市場規模は前年比105%の94億円、食卓出現回数は前年比105%、購入者率5人に1人」と説明した上で、レタス保存用新聞の発行(2023年)や混沌ソーメン・闇おでん屋台の出店(24年)、限界麵のメニュー化(25年)などユニークな販促企画により、「23年に8年ぶりにシェアNo.1を奪還し、2年連続トップシェアを維持し、24年も2桁成長を継続している」と説明、今回は和食にも合うオイスターソースを活用し、そうめんの魅力を再提起したいと考えを示した。

イベントを終えて田中氏はオイスターソースの需要促進に向けて、「これまでの闇おでんや限界麵企画などすべての企画は、社会背景を捉えた取組みだった。何を企画の軸に据えるかが重要であり、今回は物価高や米価格が上昇し、日々の食卓の主食にも変化が見られる中、経済的で手軽な“そうめん”に着目。経済性に優れたそうめんを、新しい食べ方によりマンネリ化を解決したいと考え、レシピ本の制作に至った」と説明した。

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