ハーゲンダッツ ジャパンは、夏期の需要期に向け“日本らしさ”を軸に据えた新プロジェクト「JAPAN MIND」を始動した。
“和”をテーマにした新商品4品を6月から8月にかけて順次発売し、日本ならではの魅力を訴求する。マーケティング本部マネージャーの田子薫氏は「秋冬が強い当社ブランドだが、夏の最盛期に向けて日本のハーゲンダッツの魅力を伝え、新たなファン層の獲得につなげたい」と意欲をみせる。
新商品は、6月24日発売のミニカップ「CREAMY GELATO いちご練乳みるく」「同 ほうじ茶きなこ」、7月22日発売のミニカップ「玉露」、8月19日発売のクリスピーサンド「ゆずホワイトショコラ」の計4品。かき氷や玉露、柚子など日本の食文化を象徴する素材を活用し、“夏の納涼”を演出するラインナップとした。
北川和男執行役員マーケティング本部長は「各商品が連動して“日本の夏”を伝えられれば。今回の試みを今後の試金石にしたい」とし、万博開催に伴う訪日客の増加も追い風に、国内外でブランドの認知拡大を図る考え。
「いちご練乳みるく」「ほうじ茶きなこ」は、日本のかき氷に着想を得た2層構成。前者は果肉感ある苺に練乳のまろやかさを合わせた甘酸っぱい味わい、後者はブレンド茶葉の香ばしさと2種の炒りきな粉のコクが特長。いずれも“練り食べ”による味の変化も楽しめる。
「玉露」は希少な茶葉のパウダーと低温抽出エキスを併用し旨味を最大限引き出した。「ゆずホワイトショコラ」は、果実感ある柚子アイスとソースをゆずホワイトチョコで引き立てた。
販促はF1層の女性を中心に支持されるタレントを起用したプロモーションやシズル動画を展開。「日本を感じる、ハーゲンダッツの夏。」をテーマに、店頭ではのれんやPOPで世界観を演出する。北川氏は「グローバル展開の中で、日本ならではの魅力を再発信したい。北海道産ミルク使用など原料の価値もしっかり伝えていく」と強調した。
