Mizkanは2024年夏にプロジェクトを始動した「ご当地味ぽん」シリーズ第2弾として、コープさっぽろと「北海道バタぽん by 味ぽん」を共同開発した。「味ぽん」をベースに風味高い北海道産発酵バターを合わせ、コクがありながらさっぱりとした味わいに仕上げた。コープさっぽろで先行発売する。
「ご当地味ぽん」は、地域に根差したグルメや名産品に着目し、地元の人々とともに作り上げ、地元を盛り上げることを目指したシリーズ。第1弾として24年7月に「味ぽん for 宇都宮餃子」を発売。第2弾として「野菜も肉も魚もおいしい北海道の食を、味ぽんでさらにおいしくしたい」との思いからコープさっぽろと共同開発で「北海道バタぽん by 味ぽん」を企画した。
ぽん酢にバターの組み合わせはいろいろな料理に合わせられて魅力的だが、バターは調理の際に必要量を取ったり、溶かしたりと手間がかかる食材。「北海道バタぽん by 味ぽん」はその2つを一体化し、手軽に「バタぽん」味を楽しめるようにした。
バターは風味高い北海道産発酵バターを使用。野菜だし、香味オイル、白コショウを加え、食材との相性を高めた。「アスパラガスとほたてのバタぽんソテー」「バタぽん焼とうもろこし」「鮭のバタぽんホイル焼き」など、これ1本で、かけるだけでなく、ソテーやパスタなどの調理メニューまで幅広く楽しめる。
同社によると、商品開発には多くの困難があった。特に大きな課題となったのは、販売時は常温保存、開封後は冷蔵保存という異なる温度帯でも均一に混ざった乳化状態を維持しなければならなかったこと。いろいろな食材や調理方法に合うように、バターの濃厚な風味とぽん酢のさっぱり感を絶妙に組み合わせることも難しかったという。100以上に及ぶサンプル試作、多くの人からの意見、原料メーカーの協力を重ねた結果、温度帯に左右されずに乳化を維持し、いろいろな食材、料理に合う「バタぽん」の開発に成功した。
「北海道バタぽん by 味ぽん」は180㎖、税抜き参考小売価格500円。コープさっぽろ店舗では5月20日から発売。宅配システムトドックでは5月19日からカタログ配布を開始し、5月26日から注文受付を開始する。第1弾「味ぽん for 宇都宮餃子」は高単価ながら「味ぽん」シリーズの主力商品「味ぽん360㎖」の5倍以上の回転を示す店舗もあるという。第2弾にも大きな期待を寄せる。
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