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穀物で食物繊維をもっと手軽に 新習慣「おこめにプラス」 はくばくがセミナーで紹介

現代の食生活に不足しがちな食物繊維。これを補うため、もち麦をはじめとした雑穀を手軽に取り入れる新習慣「おこめにプラス」を提唱するのが、穀物のおいしさと健康性を追求してきたはくばく(山梨県)だ。

「日本人の食物繊維摂取量は、1955年以降に激減している。当時はまだ今よりもお米を食べていたにもかかわらずこれだけ減ったのは、大麦の消費量が減ったことが原因ではないか」。

はくばくが3月17に都内で開催したプレスセミナーで、同社の長澤重俊社長が語った。

同社によれば、白米に混ぜ込んで炊く雑穀商品の市場はこの10年で約2倍に急成長。火付け役は、同社の大ヒット商品「もち麦」だ。16年の第1次ブームを経て、家庭の食卓に浸透した。

さらにコメの品薄が騒がれた昨夏には、炊飯時に“かさ増し”としてもち麦などの雑穀を加えるケースが増加。にわかに第2次ブームの様相を呈し、ここ数年踊り場が続いていた市場は17%増と一気に跳ね上がった。

「調査したところ、全体の24%を占めるもち麦のユーザーに対し、利用意向のある17%、非認知の8%を合わせた非ユーザーは25%。この人たちを少しでもユーザーにすることで、市場をさらに拡大できると考えている」(長澤氏)。

厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」が4月から5年ぶりに改訂されるのに伴い、食物繊維の摂取基準が見直される。1日あたりの理想的な摂取目標量とされる25gに対し、日本人の食物繊維摂取量は約10gも不足。昨今の野菜価格高騰もあり、経済面からも摂取へのハードルが高まる。

「そんな今、大麦に着目したい。食物繊維1g当たりの値段を野菜と比較すると、ごぼう、しめじ、レタスなどの4倍~10倍。コスパが良く、家計にやさしい食材」。

セミナーでそう強調したのは、栄養管理士で同社開発部の金子奈都未氏。「野菜高騰時代における効果的な食物繊維摂取方法の提案」として、作り置きしてさまざまに活用できる「ゆでもち麦」や、もち麦を使ったごはんのお供レシピを紹介。「おこめにプラス」の新習慣をアピールした。

このほかセミナーでは、大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授が、食事摂取基準改訂と日本人の食物繊維摂取の現状について講演。また全麦連の馬木紳次氏が、全国の学校給食に広がる「おこめにプラス」の取り組みを紹介した。

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