本格派の冷凍ミニピザ登場 熟成生地でふわもち食感 「マルゲリータ」など悲願の商品化 日本ハム冷凍食品

日本ハム冷凍食品は、2025年春夏シーズンに向けた新商品として、本格派の冷凍ピザを発売する。「マルゲリータ」と「クワトロフォルマッジ」の2品。ニッポンハムグループはチルドや業務用で約30年間にわたりピザの開発・製造を行っており、業界内でも高い知見を持つ。新商品はミニサイズ(直径約13cm)でありながら、ピザ好きも満足させるふわもち食感の生地と具材のおいしさを追求した。

発表会の席上、阪本将文社長は「ニッポンハムグループの強みを生かしたラインアップを拡充していく」との方針を示す。

冷凍ピザの商品化は長年の悲願だった。約15年前に大判タイプを販売したことはあったが、その後はグループ内でピザ製造の繁忙期があるため生産キャパの調整に時間を要していた。

新商品は5.5インチのミニピザ2枚入り。最大の特長は生地のおいしさだ。発酵工程にこだわった熟成生地はサクッとした歯切れが楽しめ、米粉を配合しもちっとした食感も兼ね備える。同社は「市場で既存の冷凍ピザはアメリカンタイプが主流だが、当社は本場イタリアのように生地のおいしさも楽しむ本格派を目指した」と力を込める。

「マルゲリータ」は、大きいカットサイズのモッツァレラチーズ、トマトソース、バジルソースをトッピング。「クワトロフォルマッジ」は、4種のチーズを使用し風味豊かに仕上げた。はちみつと合わせて食べるのもおすすめ。2品とも朝食・昼食はもちろんのこと、ワインのお供にも向く。調理はトースター、レンジ。

一方、主力の「中華の名店 四川飯店監修」シリーズで新たに本格中華の“飯の具”を開発。「麻婆豆腐飯の具」と「回鍋肉風豚肉の辛味噌炒め飯の具」を発売する。2品とも名店のまかない飯を再現したご飯に合う味付けで、おいしさを想起しやすい人気の2メニューとした。既存の「国産豚の四川焼売」「小籠包」とあわせ中華カテゴリーの活性化を図っていく。

「シェフの厨房」シリーズの「肉汁溢れるプレミアムハンバーグ」も重点商品。低温調理製法で素材本来のおいしさを引き出しており、「トリュフ入り デミグラスソース」と「すだち果汁入り 和風おろしソース」の2フレーバー。24年はゴジラとコラボしたキャンペーンや売場を展開したが、今年も話題性のあるプロモーションを検討中だ。

株式会社アピ 植物性素材