日本アクセスは物価高による節約志向が強まる中、適正価格の浸透に取り組むとともに、買い上げ点数の拡大に向けた提案活動を強化する。その一環として吉本興業と直接契約を結び、よしもと芸人と企画・開発したオリジナル商品の発売、SNS・メディアでの訴求、店頭販促などを通じて新たな需要を喚起する。
先日開かれた東日本春季フードコンベンションで、フローズンの目玉企画として吉本興業コラボを前面に打ち出した。よしもとコラボ商品第1弾は、4月1日発売の市販用冷凍食品「吉たこ 塩こんぶ&マヨネーズ風ソース」(6個入り/参考売価429円、テーブルマーク)。よしもと芸人が本気で焼く、たこ焼き店「吉たこ」のたこ焼きを再現。名物の塩こんぶマヨ味を製品化した。
日本アクセスの淵之上明生執行役員商品統括・マーケティング管掌は「消費者が求める価値や購買行動が多様化するなかで、変化を的確に捉えてマーケットインで新たな需要や市場創出に貢献する」。よしもとコラボ商品について「第2弾、第3弾とコラボ商品を予定しており、冷食にとどまらず全温度帯に広げていければ」と意欲を示した。
そのほか、菓子では「スターウォーズ ブラックえびチップス」、酒類ではイートアンド社との共同開発で「大阪王将 餃子にあう街中華の無糖レモンサワー」など話題性のあるオリジナル商品を発売。乾物乾麺やチルド、デリカなど各カテゴリーで、春夏シーズンに向けた多彩な企画を披露した。