「日東紅茶」ブランドの「ロイヤルミルクティー」チルド飲料(375ml紙パック)シリーズが台湾のコンビニ市場で販売されている。
同シリーズは、日本では販売しておらず台湾オリジナルの商品となる。
「ロイヤルミルクティー」と「ロイヤルミルクティーピーチ」の2品を取り揃え、「ロイヤルミルクティー」は2024年4月、「ロイヤルミルクティーピーチ」は10月に主要コンビニへ導入開始された。
12月13日、取材に応じた三井農林の佐伯光則社長は「従来は並んでいなかったチルド飲料の棚に商品が並んだことにより、日東紅茶ブランドの認知向上・浸透にも寄与している。日本で培った商品力や販売・提案力を活かして、台湾での取り組みを今後更に拡げていきたい」と語る。
三井農林は2023年11月、親会社である三井物産を引受先とした第三者割当増資により150億円の資本増強を実施した。
同増資は、これまで三井農林が嗜好飲料事業会社として蓄積してきた知見・技術の強みを活かし、国内既存事業強化と新規商品領域への参入、また中国を始めとするアジア市場への事業展開を意識して実行した。
「将来的には海外の売上比率を大きく伸ばしたい」という。
中国では、昨年3月にパウダーの「ロイヤルミルクティー」を製造販売開始した。「まずは市場への参入を果たしたが、今後商品ラインナップも拡充し、販売を拡大していく」という。
その他、東南アジアを中心とする他の市場に関しても、輸出を進めていく方針を固める。