7.4 C
Tokyo
9.5 C
Osaka
2026 / 02 / 11 水曜日
ログイン
English
農水畜産業野菜国内初、完全人工光型植物工場で生ヨモギを生産 群馬製粉

国内初、完全人工光型植物工場で生ヨモギを生産 群馬製粉

群馬製粉はこのほど、日本で初めて完全人工光型植物工場の水耕栽培によるヨモギの製造販売を開始する。生産には茨城県を拠点とするベジタブルテックが協力し、1月中旬から和菓子材料問屋の秀和産業を経由して生ヨモギを販売する。

関東の工場という立地の良さを生かし、鮮度を保った生ヨモギを首都圏向けに供給し、将来的には冷凍や乾燥品の展開も視野に入れる。当初は1日当たり3㎏を生産。品質を確認しながら徐々に生産量を増やす。近年、ヨモギを取り巻く環境は収穫者の不足や繰り越し在庫がないことから物量が不足している状況が続いている。同社では、主要顧客である和菓子ユーザーに向けた新たな展開として今後に期待している。

今回の取り組みは、農業の持続可能な未来を見据え次世代の生産方法を取り入れたもの。グローバルGAP認証を取得した完全人工光型の植物工場を活用し、水や培養液を循環させる仕組みにより環境にも配慮した。天候に左右されることなく無農薬で365日安定した品質のヨモギを生産できる。室内環境の管理により、菌数を最小限に抑えることができ、消費者が安心してサラダとしても食べられるヨモギを提供する。

水耕栽培によるヨモギの生産コストは従来の露地栽培と比べ約3倍を見込む。コスト高になるものの100%使用可能なヨモギが提供でき、歩留まりや洗浄・異物除去などの追加費用が抑えられる。さらに将来的には生産工程の効率化を進めることによるコストダウンも期待できるという。

群馬製粉では「これまでの伝統的な製粉業務に加え、革新的な農業技術を取り入れ、持続可能で高品質な製品をお届けする。今後の農業分野における新たなスタンダードになることを目指す」としている。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。