大阪府卸同業会 「知的好奇心を盛り上げて」緒方会長

大阪府食品卸同業会は12日、大阪市のOMMビルで「第6回会員・賛助会員勉強会」を開催。昨年に続き、経済評論家の岩本沙弓氏が「アメリカ大統領選後の為替、内外情勢」をテーマに講演、約80人が参加した。

冒頭、緒方学会長(伊藤忠食品・西日本営業本部長)が「岩本先生には毎回、多岐にわたる問題提起をいただき、大変興味深く聞いている。来年の米国情勢は関心あるところだと思われる。皆さんの知的好奇心が盛り上がることを祈念する」とあいさつ。講演後は日阪俊典副会長(大物社長)が登壇。関西の小売流通市場に触れ、「外からいろいろな小売業が関西に来ているが、どうしても価格の低下に結びつく。安易な値下げは企業の収益を圧縮する。ここは卸にとっても、メーカーにとっても踏ん張りどころだ」と力を込めた。