逆光線(コラム)納品条件緩和がもたらすもの...

納品条件緩和がもたらすもの

物流の2024年問題を契機に、メーカー・卸間で納品リードタイムを翌々日(LT2)に延長する動きが広がっている。

▼日本加工食品卸協会によると、今年8月時点で首都圏の賛助メーカー120社中90社がLT2に移行した。リードタイム延長に伴い、受注時間を午前締めから、午後に後ろ倒しするメーカーも増えている。

▼リードタイム延長により、従来の予測発注から、確定数量によるトラック手配、夜間作業の軽減など、様々な効果が期待できる。持続可能な物流確保のためにリードタイム延長は社会的な要請であり、同時に卸へのしわ寄せを軽減するため、受注時間の後ろ倒し、小売から卸への発注前倒しなど、製配販3層の連携が欠かせない。

▼これまで当たり前とされてきた商慣習を見直す機運も高まっている。長期保存可能な常温加工食品における、過度な日付管理もその一つ。納品時の賞味期限ロット逆転を防ぐため、流通段階では拠点間の調整輸送にかなりのトラック台数が運用されている。ドライバー不足や環境問題の観点からも見直しを望む。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。