伊藤園の本庄大介社長は4日、決算説明会に臨み、「お~いお茶」ブランドで締結したロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手とのグローバル契約が複数年にわたるものであることを明らかにした。
「『お~いお茶』ブランドのドリンク(飲料)とリーフ(茶葉)の両方で、世界中に広告をお願いすることとなる。これから非常にいろいろなことをやっていく」と語る。
国内では夏場に向けて、商品まわりで大規模施策を予定。
これにより「お~いお茶」ブランドの中でも特に飲料の「お~いお茶 緑茶」(レギュラー)にフォーカスしていく。
「『お~いお茶』ブランドではこのところ『濃い茶』が伸長しているが、レギュラーを伸長させていきたい。競合ブランドのレギュラーカテゴリーは少しダウンし、当社との差が広がっている。大谷選手の力を今期だけでなく来年もお借りして、もっと差をつけていきたい」と意欲をのぞかせる。
海外では、アメリカ西海岸と東海岸を中心に大手量販店で商品まわりの大規模施策を計画。日系スーパーでは、大谷選手を前面に押し出したお茶の売場づくりにも取り組む。
本庄社長によると、大谷選手は学生時代から「お~いお茶」を愛飲し、このことが契約締結の決め手になったという。
「皆さんご存じの通り、大谷選手は睡眠を重視され、生活にも気遣い自己管理・健康管理を物凄く徹底されている。その中で、大谷選手が飲まれているものも、当然、体にいいものとなる」と述べる。
今後は、健康に気遣う大谷選手のお眼鏡にかなった飲料として、全国の少年野球チームへの「お~いお茶」の協賛を計画。
「野球が上手くなりたかったら『お~いお茶』を飲む、といった具合に子どもの頃から『お~いお茶』に親しんでいただけれえば、継続して飲んでいだけるようになる」との青写真を描く。