5 C
Tokyo
3.4 C
Osaka
2026 / 02 / 09 月曜日
ログイン
English
業務用日本外食品流通協会 人手不足が最大課題 知恵合わせ生産効率向上へ

日本外食品流通協会 人手不足が最大課題 知恵合わせ生産効率向上へ

一般社団法人日本外食品流通協会の小田英三会長は、5月22日に行われた総会後の懇親会で「人手不足を嘆くだけではなく、なんとか今のなかでモノを回していくことを考えなければ、これからの時代は乗り切れない。知恵を合わせてこの事態を乗り切っていきたい」と力を込めた。

23年度の外食市場は人の移動が盛んになりインバウンド需要も加速したことで、コロナ前の19年(24兆6千万円)に近い実績となった。小田会長は「業界にとって非常に喜ばしいこと」と評した一方で、業界一丸で取り組むべき課題点に2024年物流問題、人手不足を挙げた。「人手不足は、DXやロボット導入など生産性向上が解決策の一つと考える。昨年秋の講演会の後に各メーカーに賞味期限をQRコードで記入してほしい旨を伝えた。荷受け時間の短縮はメーカーの生産性向上に寄与し、検品時間の短縮がトラックの待機時間の短縮や、1台当たりの配送件数が増える好循環につながる」など説明した。

農林水産省の宮浦浩司大臣官房総括審議官(新事業・食品産業)は、物流2024年問題について「物流センターや中継拠点の整備などインフラとしての物流整備を進めている。皆さんも発注期間や商慣行について、自己縛りになっている部分で見直せるものは見直し、相談していただきたい」と呼びかけ、経済の発展および消費喚起に一丸で取り組む方針を示した。

滝英明執行役員業務用事業部長(ニチレイフーズ)
滝英明執行役員業務用事業部長(ニチレイフーズ)

賛助会員を代表し乾杯の音頭を取った滝英明ニチレイフーズ執行役員業務用事業部長は、「食品メーカーの決算をみると多くが増収増益と捉えている。売上はコロナ禍前よりも増えている一方で、コストアップの影響が25%ほどあり物量も戻っていないのが実情だ。24年度は技術や商品など、得意なところに力を集約していきたい」と述べた。

なお、役員改選では新理事(近畿)に松並孝至氏(松並社長)、新理事(中国・四国)に石井希典氏(アイスライン社長)、新理事(賛助会員)に山田秀春氏(キユーピー執行役員)が選任された。また、同協会では、24年度も交流と提案の場として大阪市で第74回外食産業フェア(9月4日、5日)、名古屋市で第35回NAGOYAフードビジネスショー(9月18日、19日)を開催する。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。