三井食品工業の取引先からなる三井会は9日、名古屋市で今年度の定時総会を開催し、今年度の予算を含む全議案を原案通り承認した。役員改選が行われ、野崎伸一会長(野崎漬物会長)が留任。副会長として新たに中田吉昭氏(中田食品社長)と籠島正雄氏(新進社長)が就任した。
三井食品工業は中京の有力浅漬製造&ベンダーで、ベンダー業は三井会を編成し、漬物各ジャンルの有力メーカーから商品を仕入れ、量販店などへ販売している。三井会の今年度予算は172万円。
冒頭あいさつに立った野崎会長は「三井食品工業が事業を起こして、明日で100年目を迎える。前年度は円安が続き、急激なインフレになかなか値上げが追い付かないということで厳しい一年だった。一致団結して厳しい状況を乗り切りたい」と述べた。