シャウエッセン輸出強化 まずはシンガポールから世界的ブランド目指す アジアで人気の「北海道」を前面に

日本ハムは、主力ブランド「シャウエッセン」の輸出を強化し、まずはアジアから世界的なブランドに育成していく。同ブランドなどのハム・ソーセージを製造する旭川工場(北海道旭川市)でこのほど、シンガポールへの輸出認可を取得した。同工場製造の輸出商品(写真)に北海道の地図のロゴを付けるなど、人気の北海道ブランドを打ち出し、今年10月から輸出していく。

同認可取得は、グループの加工食品の北海道内では初。全国ではグループの長﨑工場に次いで2例目のシンガポール輸出認可だが、旭川工場での生産品は、特にアジアで人気の「北海道」を前面に押し出せる強みがある。

売上規模は、現在のシャウエッセンの年間売上高760億円(24年3月期、国内外の小売りベース)を2030年に3割増の1千億円に引き上げる計画だ。
旭川工場は、グループの日本ハム北海道ファクトリーが運営。シャウエッセンや北海道産原料のみで生産する人気ギフト「美ノ国」などの商品を生産しており、同社が24年4月に同輸出認可を取得した。

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