高まるインバウンドへの期待

賃上げのニュースがある一方、値上げのニュースが止まらない。この4月からも多くの食品の値上げが実施されている。宅配料金が上がり、電気代も5月請求分(4月使用分)から上がる。賃上げの恩恵を受ける人を除けば、消費者の意識は生活防衛、節約に向かわざるを得ない。

▼桜前線が北上し、いわゆる春需も本格化している。需要がどこにあるか。その動向をつかむことは難しい。だが、都内を歩いているだけでも外国人旅行者の多さを実感。インバウンド需要が広がっていることは間違いない。

▼2023年の訪日外国人旅行者数は約2千507万人。19年(3千188万人)に比べ8割程度の水準に回復。直近は単月で過去最高を更新している。24年は年間でも過去最高を更新するとの予測もある。

▼一方、23年の訪日外国人旅行消費額は5兆3千億円強。過去最高を更新している。うち飲食費は宿泊費、買物代に次いで多く1兆2千億円。24年はその額がさらに増加することが確実視される。春の行楽シーズンを迎える中でもインバウンド需要への期待が高まっている。

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