久世 4年ぶりのPB新商品 「メイキット」ブランド披露 春夏展示会

久世は3月12、13日の両日、池袋サンシャインシティ文化会館で外食・中食企業向けの展示会「フードサービスソリューション2024春夏」を開催した。出展メーカーは214社(前回比6社増)、小間数249・5小間(久世ブース46小間)、出展アイテム4千305品(前回3千971品)。

春夏展示会のテーマは「素材の探求~簡単便利に価値向上~」。コロナが終息し、外食市場が本格回復に向かっている中で、「新商品」「産地が謳える」「厳選素材」「体験」「こだわり野菜」「オリジナル」「ドリンク」「デザート」などのトレンドをふまえたキーワードを設定し、ユーザーの課題となっている「人手不足」「価値向上」「収益向上」に貢献できる価値ある情報と商品を提案した。

久世の提案ブースでは、食材を効率的かつ美味しく活用するためのコツを紹介する「KUZE LABO」、グループの旭水産や初出展の国分フレッシュリンクが取り扱うアイルランド産水産物やデリカでも人気の「骨まで食べられる魚」などを集めた「こだわりの水産」コーナー、来店客の満足度を高める「久世の食フェス~国産海産物とお肉の世界グルメ」「ドルチェーゼ」など久世のオリジナル商品を提案するPBコーナーなど企画内容を充実。JFSA商品の提案も強化した。

久世オリジナルのPBでは、コロナ禍の巣ごもり需要を意識して開発したキット商材「メイキット」シリーズを業務用商品としてリニューアル。複雑な調理工程不要で誰でも簡単にプロの味を提供できる「makeit(メイキット)」ブランド第1弾として、低温真空調理の「トモ三角ビーフ」や「肩ロースポーク(厚切り)」、スライス済ポーションパックの「パテドカンパーニュ(ナッツ&ベリー)」「ステーキソース(にんにく醤油)」の4品を披露。簡便調理で本格的な味わいを再現できる商品としてユーザーの注目を集めていた。そのほか、酒類・飲料ブースでは国分グループが初出展。「明るい未来に乾杯」をキーワードに、若者に人気のリキュール「コカレロ」をはじめビール・ワイン・焼酎など多彩なラインアップを紹介した。