8.9 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2025 / 12 / 23 火曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)安かろうは…

安かろうは…

今年1月末、地元のタクシー会社が倒産した。コロナ禍で需要が減少した影響で業績が悪化。人員不足なども重なりコロナ収束後も回復が見込めず資金繰りが逼迫したためという。迎車料金無料が売りで、我が家も家族の通院に一時期頻繁に利用していただけに残念な気持ちで一報を聞いた。

▼先日、久しぶりに訪れる取材先への道中、以前利用したことのあるタクシー会社に連絡したところ、申し訳なさそうに迎車料金がアップしたことを伝えられた。年初の倒産劇を思い出し、やはりサービスに対する適切な対価というものを、提供する側も受ける側もきちんと認識する必要を感じた。

▼タクシーばかりではない。都市部から離れるほどにアクセスは不便になり、数少ないバス路線も減便や廃業せざるを得ない状況になっている。昨今の物流問題では、いずれモノが運べなくなると危惧されているが、それよりも前に人が運べなくなりそうだ。

▼さて冒頭のタクシー会社、倒産のニュースのコメント欄を見るとドライバーへの苦言の多いこと。やはり安いには理由があったということか。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。