18.1 C
Tokyo
16.8 C
Osaka
2025 / 11 / 02 日曜日
English
逆光線(コラム)安かろうは…
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

安かろうは…

今年1月末、地元のタクシー会社が倒産した。コロナ禍で需要が減少した影響で業績が悪化。人員不足なども重なりコロナ収束後も回復が見込めず資金繰りが逼迫したためという。迎車料金無料が売りで、我が家も家族の通院に一時期頻繁に利用していただけに残念な気持ちで一報を聞いた。

▼先日、久しぶりに訪れる取材先への道中、以前利用したことのあるタクシー会社に連絡したところ、申し訳なさそうに迎車料金がアップしたことを伝えられた。年初の倒産劇を思い出し、やはりサービスに対する適切な対価というものを、提供する側も受ける側もきちんと認識する必要を感じた。

▼タクシーばかりではない。都市部から離れるほどにアクセスは不便になり、数少ないバス路線も減便や廃業せざるを得ない状況になっている。昨今の物流問題では、いずれモノが運べなくなると危惧されているが、それよりも前に人が運べなくなりそうだ。

▼さて冒頭のタクシー会社、倒産のニュースのコメント欄を見るとドライバーへの苦言の多いこと。やはり安いには理由があったということか。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点